鳥と共にゆったり過ごす|野鳥撮影②

小林 諒多さん

<前回の記事はこちら→大自然を写真に収める|野鳥撮影①

普段は出身地の兵庫県・香美町小代区をフィールドに、父が営む造園業にお勤めの小林 諒多(こばやし りょうた)さん。

お仕事の空き時間やお休みの日に、趣味として野鳥の写真撮影をされています。

野鳥撮影を始めてからは、足を運ぶ先々で鳥の声を効いて楽しむように。

「ここにはこんな鳥がいるんだー!」「ここは緑が生い茂っているのになんで鳥の気配がないんだろう?」と、暮らしのなかでも自然と意識するようになったのだとか。

野鳥に興味を持つことで、その場所の環境への考察にもつながり面白いということを教えてくれました。

▲ 庭師の作業風景。高さのある木を剪定する際には安全帯を着用し作業します。高い木に登ると鳥と同じ目線で景色を眺められ楽しいそうです!

自然が豊かな場所での作業が多い造園業も、当然鳥の声もたくさん聞こえるお仕事です。

鳥の声が気になりすぎて仕事に集中出来なくなることもしばしば…。

「絶対音感を持っていて全ての音が音階に聞こえてしまうのと似ているかもしれません。笑」とおっしゃる小林さんは、完全に野鳥のとりこですね。

野鳥は野生動物の中でも最も身近な生き物で、森の中から街角の公園まで幅広い環境に生息しています。

季節によってやってくる鳥も違うので、鳥の声を聞いて四季を感じるのも面白いですね。

ウグイス

春が来るとホーホケキョと馴染みのある美しい声でさえずりますが、姿を見た事がある人は少ないはずです。実は意外と地味な見た目をしています。(「初めて見つけた時にはこれがウグイスの正体なのか?!と正直驚きました。笑」と小林さん。)

相手は野生の鳥なので警戒心が強く、近づくと必ず逃げてしまう。

野鳥が来るのをじっと待っていると割と近くまで来てくれるので、驚かさないようにそーっとカメラを構え、ファインダーを覗き、ピントを合わせてシャッターを切る。

(ここまで来たら心の中でガッツポーズ!)

極力野鳥にストレスを与えないよう心がけて撮影を行う。それが小林さんの撮影ポリシーです。

コウノトリ

日本では一度絶滅したコウノトリですが、兵庫県豊岡市ではコウノトリの野生化プロジェクトが進んでおり、日常的に田んぼや電柱に止まる姿が見られます。コウノトリは鳴くことができませんが、嘴を叩き合わせカタカタカタと音を出すクラッタリングという方法でコミュニケーションを取ります。

今後は、地元で撮影した野鳥の写真展を開いたり、地元で探鳥会を開催してみたいと考えておられるそう。

「身近にこんな鳥がいるよーってのをより多くの人に知ってもらい、皆さんが野鳥をはじめ自然を愛するきっかけとなるようなことが出来れば嬉しいです。」

自然の中でゆったりと鳥と共に過ごす。

そんな小林さんの素敵な暮らしかたのご紹介でした。

アイキャッチ画像:うへ山の棚田

小林さんが生まれ育った故郷であり、日本の棚田百選にも選出されているうへ山の棚田。小林さん宅の田んぼもこの中の一部にあります。四季を通して美しい景色が見られます。

小林 諒多さんのInstagram

https://www.instagram.com/ryobird_ski/

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ライターのコメント

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ライター

小林 遥南

好きなことに没頭できる。それだけで暮らしは豊かに、そして自分も他人もを楽しませるきっかけを沢山生み出します。小林さんが野鳥と出会ったように、自分の好きなことも案外身近に存在するのかもしれませんね。今後も、小林さんの撮影するのびのびと美しい写真を楽しみにしています。