昨日、鳥取県鳥取市河原町にある、平尾とうふ店さんへ雑誌取材の同行でお伺いしました。
伺ったのは、朝9時頃。
製造現場は若いスタッフの方が黙って働いておられるにも拘わらず、活気が溢れていました。
「何時から製造されているんですか?」
とお伺いしたところ、なんと朝5時から製造されているそうです。
お豆腐は製造に時間がかかるため、どうしてもそのくらいから作り始めないといけないそうです。
色々とお話をお伺いした中で、特に印象に残っているのが、
「どの工程が一番難しいんですか?」
との質問に、「どれもそれぞれの難しさがあるのですが、油揚げが揚げてみないとわからない難しさがありますね。失敗すると腹が立ちます(笑)」
と言われていたこと。
日々、大豆・にがり・水とシンプルな素材の組み合わせに向き合って作られる豆腐や揚げ。
例えば、大豆は時期や産地によっても、出来上がりが全く違ってくるそう。にがりも入れるタイミングで食感なども変わってきます。
油揚げでもそれが、顕著に表れるため同じように作っていても、失敗することがあるそう。
真剣だからこそ、失敗すると悔しいし腹がたつ。
「あぁ、真剣にやるってかっこいいな」と私は心の奥で静かに感動をしていました。
こんな風に作られる豆腐や揚げを作られる方が地元にいらっしゃる喜びをかみしめこの日は、お土産に『平尾揚げ』を買って帰りました。
軽くオーブンで炙ると、端っこがカリカリ真ん中はふんわり。私はちょっとだけお醤油を垂らして食べるのがお気に入り。ほうばると、お豆腐の香りがほんわ~と口いっぱいに広がって、もう脱力。
ビールを飲んで、平尾揚げに幸せをいただいた一日でした。
詳しいお話は、雑誌でも取り上げていただく予定です。
ちなみに、店舗限定で販売されている豆乳ソフトを食べたカメラマンさんは、「甘さ控えめですっごくおいしい」と悶絶されていました。私も食べればよかったです(笑)