あやこまち(オレンジ色のさつまいも)の味噌ポタージュ

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スープ料理家

東條真千子

アメリカには、さつまいももじゃがいももカボチャも、それはそれはいろんな種類があって味も色も食感も違ったりします。日本のさつまいもはJapanese sweet potatoという名前で売られているので、中の白い、おなじみのさつまいもが入手できます。特に日系のスーパーマーケットでは絶対Japanese sweet potatoしか売ってない(はず)なので、フツーに買ってフツーに切ったらあらびっくり!中はみごとなオレンジ色でございました。

 

▲この色ですよ!びっくりしますよね〜!

 

普段日本種のさつまいも以外を買う事はまずないので、これは良い体験の機会になりました。で、日本にもあるのかなー?と思って検索してみたら「あやこまち(オレンジ芋)」という名前で情報多数。あるんですね〜やっぱり。カロテンが豊富でビタミンAが多いらしいです。

 

今回はこのさつまいもを使って、だしは使わず、味噌で味をととのえる簡単ポタージュを作ってみました。でも、どんな種類のさつまいもでも(かぼちゃでも)おいしく作っていただけます。

 

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あやこまち(オレンジ色のさつまいも)の味噌ポタージュ

 

材料(4人分)

 

さつまいも(どんな種類でも)…1本(450g)
玉ねぎ…1/2個(140g)
水…480cc
バター…10g
生クリーム…120cc
味噌…大さじ1
こしょう…少々

 

作り方

 

1:さつまいもはよく洗って皮を剥かずに適当な大きさのスライスにする。水に浸けてからザルに上げて水気を切る。玉ねぎは薄切りにする。

 

2:鍋にバターを入れて中火にかけ、玉ねぎを入れて炒める。しんなりしたらさつまいもを入れてさらに炒める。

 

▲キッチンのライトがちょっと赤いせいでさつまいもがにんじんのような色になってますが…さつまいもです、念の為。

 

3:さつまいもが炒まってきたら水を加え、強火にして蓋をする。沸騰したら弱火にして20分煮る。

 

4:一旦火を止めて味噌を入れ、ハンドミキサーでペースト状にする。

 

▲「味噌を入れ、ハンドミキサーで…」というところがミソ(笑)。味噌こしなど使わなくても機械がなめらかに混ぜてくれます。

 

5:生クリーム、こしょうを入れて再び弱火にかけ、味をみて必要なら塩を加えてととのえる。(味噌の味にもよりますが、うちの自家製味噌は塩分低めなので、私は塩小さじ1/4ほど入れました。)

 

 

*お好みでクルトンや生クリームをトッピングして。

 

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このオレンジ色のあやこまち、やっぱり色が濃いと味も濃いのか、すごーく甘味があります。そして味噌が味の下支えに徹しているので、言わないと味噌が入ってるってわからないと思います。だしも不要で簡単でよろしい〜!ぜひお試しください。

 

さて今月の勝手にLA通信。

 

一昔前は、アメリカ人は生牡蠣なんか食べなかったそうですが、 SUSHI(寿司)が市民権を得たあたりからか、生牡蠣はいきなり人気者になり、今では各種レストランのメニューにあったりします。

 

▲だいたいこんな感じで氷を敷き詰めた丸いプレートにのっかって出てきます。真ん中のは飾りの海藻(食べません)。

 

ところで、この生牡蠣にのっかっているソースは一体何でしょう!?初めてのレストランだったのでこのソースも初めて。何だと思います!?正解は、”きゅうりとメロンのすりおろし”。なるほど〜この手があったかー!と膝ポン。

 

きゅうりのさっぱり爽やか感とメロンの甘み+酸味、そしてお互いのとろみがすごーくベストマッチで大変おいしかったです。でも自分じゃなかなか思いつかなっかっただろうなぁ〜、いろんなもの食べてみるもんだなぁ〜、としみじみ。お勉強させて頂きました。

 

さて10月。私もまた鳥取のおいしいものをいただきに戻ります。楽しみ〜!

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記事を書いたひと

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スープ料理家

東條真千子

スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。