8月も後半。アメリカの子供たちは新学期が始まる”Back to school”の時期で、日本は4月が新年度ですが、こちらでは今が新しい学年の始まりで、子供たちも新しいバックパックを背負って嬉しそうです。
みなさまは楽しいお盆をお過ごしでしたでしょうか?アメリカにはもちろんお盆はないですが、この時期になるとナスやきゅうりの牛(精霊馬)を思い出して、ご先祖様のことを考えます。日本人ですね。
と、言いながら今回はスペインのスープ(笑)、ガスパチョをご紹介します。ミキサーがあれば、あっという間にできるベーシックなガスパチョ。お子さまにも召し上がっていただけるように辛味は入れていません。レシピの他にセロリを入れたり、水をトマトジュースに変えたりしてもおいしいです。
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からくないガスパチョ
材料(2人分)
トマト…2個
きゅうり…1本
赤パプリカ…1/3~1/4個
にんにく…1/4片
水…70cc
オリーブオイル…大さじ1
酢…小さじ1
塩…小さじ1/4
作り方
材料を全部ミキサーにかけるだけ!器に入れたら小さく切った野菜(分量外)をトッピング。
*辛味が欲しい場合は、タバスコなどのチリソースをお好みでプラスしてください。
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このスープは著書『子どもと楽しむ季節のスープ〜あついスープはあついうちに、つめたいスープはつめたいうちに』でもご紹介しております。
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レシピが短かったので、野菜の写真でも…。
▲このトマトは”ヘアルームトマト(Heirloom Tomato)”という名前。
これはいつもファーマーズマーケットで買うトマトなんですが、このヘアルームトマトがトマトの原種なんだそうです。甘味と酸味のバランスが素晴らしく、味が濃くてとってもおいしいです。Heirloomは財産とか伝統の宝物みたいな意味で、このトマトの品種はまさに「財産」だったんでしょうね。よい名前です。
▲カラフルなパプリカ!この無造作に置かれている感じが好きです♡
これは美しさこの上ないパプリカ売場。紫+白のパプリカは珍しいですよね。本当にキレイです。レシピには”赤パプリカ”とありますが、何パプリカでもOKです!
スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。