そら豆のポタージュ トマトホイップのせ

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東條真千子

この時期のワクワク野菜といえばそら豆。子供の時から大好きなそら豆ですが、祖母が作っても母が作っても「醤油と砂糖と水で煮たそら豆」が定番だったので、その味しか知らず。しかしのちに、自力でそら豆のスープを作るようになってからはそら豆の世界がグッと広がって、ますます好きになりました。大人になってよかったワタシ。

 

そら豆のなんとも言えない、甘いような苦いような香ばしいような深みのあるある味に、トマトのキュートなアクセントをプラスしたポタージュにアレンジしてみました。うーん、わかりにくいかな‥‥。そら豆ってなんか、懐の深いハンサムくんなんだけど、ぽや〜んとした掴みどころのない男の子っぽい感じがしませんか?そしてガールフレンドは、チャキチャキで甘酸っぱくて可愛らしい、心の優しいトマトちゃんという…もっとわかりにくいですね。ではレシピを。

 

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そら豆のポタージュ トマトホイップのせ

 

材 料(2人分)
そら豆…16房(450g)→房から出した豆…160g
にんにく…1/2片(3g)
水…350cc
牛乳…50cc
オリーブオイル…小さじ1/2
塩…小さじ1/4

 

〔トマトホイップ〕
生クリーム…大さじ2
トマトペースト…小さじ1

 

作り方
1:鍋に水を入れ、房から出したそら豆と皮をむいたにんにくを入れて中火で15分煮込む。

 

2:オリーブオイルを入れて火を止め、ハンドブレンダーを鍋に入れてスープをなめらかにしたあと、漉し器でへらを使ってしっかり漉す。

 

3:漉したスープを鍋に戻して弱火にかけ、牛乳、塩を入れる。沸騰する直前で火を止める。

 

4:生クリームとトマトペーストを小さなボウルに入れて、泡立て器でツノが立つまでホイップし、スープにトッピングする。

 

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▲子どもと楽しむ季節のスープ〜あついスープはあついうちに、つめたいスープはつめたいうちに(右下が表紙です)

 

さて、このレシピは私のスープレシピ本からご紹介しています。子どもたちにも楽しんでもらえるようにイラストもたくさん。挿絵のない教科書はつまらなかったクチなので(笑)。そして教科書によく落書きもしたかつての子どもは、いまだに丸いものを見ると顔を描く。

 

▲これはそら豆ではなくシュガーピーですが、落書き(データ上)の出来がよかったので大事に持ってます。

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記事を書いたひと

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東條真千子

スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。