根菜と塩麹鶏のポトフ

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東條真千子

9月も後半なのに、日中はまだまだ暑いLAですが、それでも朝晩はようやく涼しくなってきました。日本はすっかり秋の気配?でしょうか?日本のようにはっきりした四季があると、季節ごとに食べ物にも変化があっていいなぁと、海外にいるとつくづく思います。

さて、今回は「根菜と塩麹鶏のポトフ」をご紹介します。白菜やキノコも使いますが、根菜をたっぷり食べて夏の疲れを癒し、秋冬に向けて体を整えてくださいね。

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根菜と塩麹鶏のポトフ

材料(4人分)
鶏もも肉… 300g
塩麹…大さじ2と1/2
白菜…250g
さつまいも…170g
玉ねぎ…1個
にんじん…1本
蓮根…150g
カブ…4個
エリンギ…2本
ごま油…小さじ2
水…500cc
塩、こしょう…適量

作り方
*下準備:鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、塩麹に漬けて冷蔵庫で1〜2日置く。

1:野菜は全て大きめに切り(玉ねぎやにんじんは1/4くらいの大きさに、蓮根は1cmの輪切り、カブは皮を剥いて丸のまま、など)、鍋に野菜を詰める。

▲ぎゅうぎゅうづめ!

2:フライパンにごま油を入れて強火で熱し、食べやすい大きさに切った塩麹鶏の両面さっと焼いて鍋に入れる。

▲この塩麹に漬けた鶏肉がスープのだしの決め手になります!

3:2のフライパンに水を入れて中火にかけ、ヘラなどで鶏肉の旨味をこそげ取ってから、そのスープを鍋に移す。

▲かき混ぜないで、コトコト煮てくださいね。(混ざらないか…笑)

4:鍋のフタをして中火にかけ、沸騰したら弱火にして20分煮る。野菜が柔らかくなったらスープの味をみて塩、こしょうでととのえる。お好みで粒マスタードなどを添えていただく。

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今ではすっかり日本の定番調味料になった塩麹。鶏肉を塩麹に漬けることによって、だし不要のおいしいスープが出来上がります。発酵の力で素材から旨味が引き出されるって、これは本当に素晴らしい日本の食文化ですね。
秋の夜長に、ゆっくりとお楽しみください。

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東條真千子

スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。