紫キャベツのポタージュっぽいスープ

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スープ料理家

東條真千子

あまりにも色がキレイで、紫キャベツをひと玉買いましたところ、千切りサラダで食するだけでは全く減らない、小さくもならない…というわけで、スープにして大量消費することにしました。だから今回のレシピはちょっと多め。半量でお試しいただくのもよいですね。ぜひぜひどうぞ!

それにしてもネーミングの”ポタージュっぽいスープ”ってどんなスープ?

答えはレシピの最後で。

……………………………

紫キャベツのポタージュっぽいスープ

材料(5〜6人分)
紫キャベツ…1/2個(500gくらい)
にんにく…3片
チキンブイヨン…1リットル
オリーブオイル…大さじ1半
白ワイン…大さじ1
塩…小さじ1程度(お好みで)
こしょう…適量

作り方
1:紫キャベツをざく切りにする。にんにくは粗いみじん切り。

▲こんな感じでザクザクと。断面が美しすぎる!

2:鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて中火にかけて炒め、香りが立ってきたら紫キャベツを入れて炒める。

▲とても丈夫な紫キャベツなので、なかなか炒まった感じになりませんがご心配なく。そのうちくたーっとなってかさが減ってきます。

3:紫キャベツがしんなりしてきたら白ワインを入れてさらに炒め、チキンブイヨンを入れる。

4:ふたをして、沸騰したら弱火にして、20〜30分コトコト煮込む。

▲少し褪色してきました。でもキレイな色のスープになりますからね!

5:紫キャベツが柔らかくなったらいったん火を止め、鍋にハンドミキサーを入れて、軽く砕くように攪拌する。

……………………………

↑最後のここ、ポイント!ミキサーにかけすぎないように、うじゃうじゃっと葉っぱが残る感じで粗めに仕上げてください。半分もったり、半分食感もぐもぐ系の、”ポタージュっぽいスープ”になりますよ〜!

スープの写真のトッピングは、マスカルポーネチーズと黒こしょうを使っていますが、生クリームでも良いですし、なくても良いです。お好みでどうぞ!

さて、日本は梅雨シーズンに突入しましたが、LAには梅雨はありません。いわゆる雨季(rainy season)は日本の冬の時期で、それでも毎日しとしと雨が続いて…という降り方ではなく、今日はバケツをひっくり返したような雨が降るかと思えば、数日ピーカン照りで、またジャンジャカ降る、みたいな感じです。この時期降ってくれないと、夏には水不足が心配されるのがここ近年の恒例行事になってしまっています。

そう思うと、日本の豊かな水と水道システムは素晴らしいなーと。いつも当たり前に思っていることが、この広い世界の中では当たり前ではないということが、出てみて初めてわかった人生後半組です。

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記事を書いたひと

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スープ料理家

東條真千子

スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。