田中農場さんは、鳥取県・八頭郡でお米づくりを中心に種々の野菜づくりをしておられます。
田中農場さんの考える「おいしい」とは、自然の中で健全に育った作物だけがもつ本来の味。
お客様に本来のおいしさをお届けするためになら、いかなる労力も惜しみません。
田中農場の土づくり
田中農場のお米や野菜は、甘み、つや、食感の良さが自慢。それを生み出すのが、栄養豊富で良質な完全国産の堆肥なのだそう。
鳥取和牛の肥育農家さんからいただいた「牛糞」、自分たちが育てた「稲・もみ殻」を使用し、定期的な攪拌を行い1年以上の年月をかけて完全発酵を目指しておられます。
「自分たちが責任をもって育てた生産物を余すことなく循環活用していくことは、環境への配慮が重要となる今後の農業において大切な取り組みになる」。
そう考えながらお米作り・野菜作りをされています。
完全反転・鋤込み(すきこみ)にこだわる30センチ深耕
農耕の基本である「耕す」を、田中農場では30cm以上耕す「30センチ深耕」を行っておられます。
そうすることで、土地の持つ潜在能力を最大限引き出すとともに、上層と下層の土とを入れ替えることによって土にお休みを与え、再び栄養を蓄えさせることができるのだそう。
その結果、野菜の根は伸びやすくなり、より美味しいものに育ちます。
田中農場さんは、手間をかけてでも美味しさを追求するために重要な30センチ深耕に挑み続けておられるのです。
農薬を極力使わない、心を込めた栽培
白ねぎは収穫するまでの期間が長いので、雑草との戦いも長くなります。
手作業でひとつひとつ雑草を抜いているので地道な作業になりますが、できる限り農薬を使わないで育てるためには必要な作業なのだそう。
お客様に安心・安全でおいしい白ねぎをお届けするために、毎日の地道な努力が欠かせません。
自家製白ねぎと米麹で仕上げた「白ねぎの旨みたっぷり調味料」
素材の白ねぎは、お米を育てた翌年の田んぼを利用して育てておられます。
中国山地から流れ来る清流により、ミネラルが豊富に溶け込んだ土壌で育てるため、甘くておいしいねぎが育つのだそう。
植え付け後も、農薬を極力使用せず栽培されています。
こうして味が濃く栄養たっぷりの野菜を使い、田中農場さんでは白ねぎ酢やぽん酢などの調味料も作られています。生まれた混じりけのない素朴なおいしさの調味料は、さまざまな食材と相性が良く、その本来の味を引き出します。
田中農場さんは、今日も自然豊かな八頭町から、たくさんの人が笑顔になれる食をお届けされています。
#鳥取 #育てる人
毎日の地道な努力が必要な野菜作りから、私も日々コツコツと頑張らないと!と気が引き締まる思いです。大切に育てられたネギで作った調味料は、まさに贅沢そのものですね!