北に日本海、南に名峰大山(だいせん)を望む、爽快な風景が広がる鳥取県・北栄町。
北栄町は『名探偵コナン』や風車のまちとして知られていたり、農業も盛んでたくさんの青果店を見かけます。
この町の特産品と言えば、大栄西瓜・砂丘長芋、ミニトマトやホウレン草など。
前田(まえた)農園さんでは、これらの野菜たちを手間暇かけて愛情いっぱいに育てておられます。
農業の傍ら、前田農園の3代目・前田 修志さんがはじめられたのが、”自家栽培の野菜を取り入れた加工品づくり”です。
現在は、「ごぼう肉みそ」や「食べる香味ラー油」、「ちりめんじゃこの辛み炒め香味ラー油風味」などに加え、「ヨーグルトのためのブルーベリーソース」など、野菜やくだものをたっぷりと使用したご飯のおともや調味料を製造されておられます。
可愛い瓶詰の調味料たち。一目見て、つい手に取ってしまいたくなる可愛さです。
▲こちらは鳥取県の特徴でもある日本海の砂丘畑。ごぼうをじっくりと育てておられます。
▲砂丘ごぼうをたっぷり使用し、老舗のまるや八丁味噌など4種の味噌をブレンドした「ごぼう肉みそ」。ご飯にとってもよく合い、前田農園さんの一番人気商品なんだそう。
加工品づくりを始められたきっかけは、とある料理人さんとの出会いだったそう。
10年前、前田さんが出会ったのはキャリア50年の一流フレンチシェフ。
シェフが作り出すおいしさに感動し、直伝のレシピを再現すべく、スタッフ一同が3年間の猛特訓を受け、食品部門を立ち上げられたと言います。
それからというもの、お客様へ美味しくて笑顔になれる味をお届けするため、野菜を一つ一つ包丁でカットするところから瓶にラベルを貼るところまで、全行程を手作業で行っておられます。
▲美味しい商品づくりのために、スタッフの皆さんがひとつひとつ心を込めて手作りされている様子です。
また、前田農園さんの作られるご飯のおともや調味料などは、全て無添加。化学調味料、保存料、着色料は一切使用せず、大切に育ててこられた野菜たちの美味しさを活かし、一品一品を完成させておられるのです。
前田農園さんの信念と、手に取られるお客様への愛情をも感じられますね。
近年では、こうしたこだわりや商品の美味しさが注目され、テレビや雑誌などのメディアでも数多く取り上げられている前田農園さん。
きっと手に取られた方々は、一つ一つの商品から鳥取の自然の恵みと素材の美味しさ、そして前田農園さんのやさしさをたっぷりと感じておられるはずです。
#鳥取 #作る人 #育てる人
野菜を育てること、一つ一つを手作業で調理・出荷すること。そのすべての工程があってこそ、ご飯やお料理にやさしく美味しさをプラスしてくれる商品ができているんだな、と感じました。