お友達のお家にお泊まりに行きまして、さて、今夜何食べる?と人んちの冷蔵庫をのぞいてみますと、見事にちょっとずつ余った野菜が…。友人曰く「ちょっとずつ過ぎてどうにもならない」のだそうです。じゃスープね、ということで、これまた冷凍庫に半袋残っていたアサリを使って、典型的な残り物スープを作りました。
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アサリと残り野菜のスープ
材料(2~3人分)
冷凍アサリ…200g
トマト…1個
玉ねぎ…1/2個
にんじん…1/2本
じゃがいも(小)…2個
小松菜…2本
にんにく…1片
オリーブオイル…大さじ1
チキンブイヨン…400cc
塩…小さじ1/4~1/2
こしょう…少々
作り方
1:にんにくはみじん切り、他の野菜は食べやすい大きさに切る。
2:鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら中火にして、玉ねぎ、にんじんの順に炒める。
3:野菜がしんなりしたらトマトとじゃがいもを加えて混ぜ合わせ、チキンブイヨンを入れて沸騰したら弱火にし、ふたをして20分煮る。
4:小松菜と冷凍アサリを入れ、一煮立ちしたら塩、こしょうで味をととのえる。
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トマトがあったからトマトを入れ、小松菜があったから小松菜を入れ、入れたものの味でスープの味ができあがります。本来、家庭のスープって、そんな感じに気楽にできるものなんだと思います。
時々冷蔵庫を見渡して、貴重な残り物で一度しかできないスープを作ってみるのも楽しいですね。(冷蔵庫のお掃除にもなるし)
さて、今月のLA写真はハーブの花。ファーマーズマーケットで撮りました。
紫色のはセージ、ピンク色のはローズゼラ二ウムの花。ゼラニウムは食用ではないはずなので、多分 ”花が咲いたから持ってきた” だけだと思います。性根たくましい。笑
スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。