アメリカに来てから、アラスカが近いせいか(同じ国ですが)サーモンが本当においしくて大好物になりました。焼き魚、蒸し魚、グラタン、パスタ、サラダ、炊き込みご飯、そしてもちろんスープにも重宝しています。
そしてアメリカにいるのにスープストックはここのところずっと”水出し昆布だし”。昆布の奥ゆかしい旨味はどんな料理にも合うし、それぞれの食材に寄り添える懐の深さがあるような気がします。瓶などに入れて水に浸しておくだけなので、ぜひ冷蔵庫に常備してくださいね!
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材料(3~4人分)
サーモン切り身(紅鮭なら甘塩でもOK)…1切れ
玉ねぎ…1/2個(180g)
セロリ…1/2本(30g)
にんじん…1本(50g)
じゃがいも…1個(160g)
にんにく…1片
だし昆布…10cm
水…400ml
オリーブオイル…大さじ1
牛乳…120ml
塩…小さじ1/2
こしょう…少々
作り方
*下準備:だし昆布を水に浸けて冷蔵庫で一晩置く。
1:野菜は全て適当な大きさにスライスする。
▲適当な大きさ…って、こんな感じです。にんにく(左下)はスライスの方が後で取り出しやすいです。
2:鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ってきたらにんにくだけ取り出す。サーモンの切り身を皮目から両面焼いて、取り出す。
▲別皿でしばし待機。
3:同じ鍋に玉ねぎを入れてよく炒める。セロリ、にんじん、じゃがいもの順に加えて炒める。野菜がしんなりしてきたら用意しただし汁を昆布ごと加える。
▲昆布は後で取り出します。
4:沸騰し始めたら昆布を取り出し、にんにくを戻し入れて、ふたをして弱火で15分煮る。その間にサーモンの骨と皮を取り除き、大きめにほぐしておく。
5:いったん火を止めてハンドミキサーにかける。牛乳を加えて弱火にかけ、塩、こしょうで味をととのえる。
▲熱いスープの飛び跳ねにはご注意を!鍋を傾けてハンドミキサーの先が十分浸かった状態でかけてください。
▲牛乳を使っていますが、生クリームでももちろんOK. 濃厚なスープになります。
6:スープを器に盛ってほぐしたサーモンをトッピングする。お好みのグリーンも添えて。
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スープのトッピングに使ったグリーンは”アルグラ”という野菜です。日本だとルッコラに近いですが、ちょっと違うかな…?もっと苦味がありますが、アメリカ人もみんな大好きなようでよくサラダに使います。
ちょっと違うと言えばこのイチジク!日本の種類とは違ってもっと小ぶりで、皮ごと食べるのですが、中はまるでジャム!旬が短いので入手できる時は必死で食べます(笑)。写真だけで申し訳ないですが、スープ後のデザートということで。
スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。