マンハッタンクラムチャウダー

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スープ料理家

東條真千子

クラムチャウダーといえばボストン発祥の白いクリームスープですが、マンハッタンクラムチャウダーというトマトを使った赤いさっぱり系クラムチャウダーもあります。こちらはニューヨークが発祥の地。名前の由来は諸説ありますが、ニューヨークに移住したギリシャ系移民が、故郷を懐かしんでマンハッタン(摩天楼)から見た夕日が赤かった…とか?…うーん、どこで見ても夕日は赤いような気もしますが、LAのビーチから見る夕日はピンク→紫色なので、みんなそれぞれ違う景色をいろんな思いで見ているということでしょうね。

 

さて、今回ご紹介するマンハッタンクラムチャウダーは干し椎茸だしを使いますから、鳥取バージョンかな?

 

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材料(4人分)〔だし〕
干し椎茸…2枚
水…500cc

 

アサリ…300g
酒…大さじ1

 

たまねぎ…1/2個(100g)
セロリ…1/2本(50g)
にんじん…1/2本(70g)
じゃがいも…1個(120g)
キャベツ…3枚(140g)
トマト(大)…1個(200g)
にんにく…1片
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/2
こしょう…少々
ドライバジル…少々
パセリ(あれば)…少々

 

▲干し椎茸は水で戻したら石付きを取って、他の野菜同様1cm角に切ります。椎茸の戻し汁はダシとして使います(右上)。アサリの蒸し汁も捨てないでね。

 

作り方
1:アサリはよく洗ってから鍋に入れて酒を加えてフタをし、強火にかける。貝が開いたら火を止めて、汁ごとボウルに移しておく。

 

2:にんにくはみじん切り、キャベツは3cm角、その他の野菜と戻した椎茸は全て1cm角に切る。

 

3:フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で炒め、香りが立ってきたら、たまねぎ、セロリ、にんじん、じゃがいも、キャベツ、椎茸、トマト、ドライバジルの順に入れて炒める。

 

4:鍋に椎茸の戻し汁とアサリの煮汁を加え、ふたをして弱めの中火で15分ほど加熱する。

 

5:野菜がやわらかくなったら塩、こしょうで味をととのえ、アサリを入れて一煮立ちしたら火を止める。お好みでパセリのみじん切りを散らす。

 

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LAに住んではおりますが、やっぱり一番好きなのは和食です。朝ごはんにお味噌汁は欠かしませんし、糠漬けも漬けています。夕食は外食をほぼしないで自分の好きなものを作るとこうなります。一体どこに住んでいるんでしょうね〜笑

 

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記事を書いたひと

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スープ料理家

東條真千子

スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。