ピーマンと甘酒のヴィシソワーズ

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スープ料理家

東條真千子

今年日本の夏はものすごく暑いそうで心配しています。無理をしないでクーラーをつけて、ご近所にご年配だけでお住まいの方がいらしたらお声がけして、みなさまどうぞお元気でお過ごしください。
暑い日は料理をするのも億劫ですが、食事は大切ですので、できるだけ栄養があって体にやさしいものを召し上がっていただきたいと思います。ということで、今回は冷たいスープ。

 

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ピーマンと甘酒のヴィシソワーズ

 

材料(4人分)
ピーマン…大きめ1個(100g)
玉ねぎ…1/2個(100g)
じゃがいも…小さめ1個(130g)
水…250ml
甘酒…大さじ3
生クリーム(牛乳でも)…大さじ2
バター…5g
塩…小さじ1弱
こしょう…少々

 

作り方

 

1:ピーマンは1cm角程度、玉ねぎ、じゃがいもは適当な大きさの薄切りにする。

 

▲切るのはこれだけ。後でミキサーにかけるので形は気にしなくても大丈夫。

 

2:鍋にバターを入れて中火にかけ、玉ねぎ、じゃがいもの順によく炒める。
(炒める時に水分が飛んで焦げそうになったら、水を少し加えて炒めてください。手元に水を入れたコップを置いておくと便利!)

 

▲玉ねぎがしんなりしてからじゃがいもを加えます。

 

3:全体がしんなりしてきたらピーマンを入れてひと混ぜし、水を加える。沸騰したら弱火にし、フタをして10分煮る。

 

▲ピーマンは炒めないで、さっと混ぜるだけでOK!

 

4:塩とこしょうを加え、火を止めてからハンドミキサーにかける。(ハンドミキサーがない場合はジューサーミキサーでもOK。その場合は必ず粗熱を取ってから。)

 

▲熱いスープの飛び跳ねには十分注意してください!

 

5:粗熱が取れたら(60℃まで下がってから)、甘酒と生クリームを加えてオタマで混ぜ(ミキサーは使わず)、器に入れて冷蔵庫で冷やす。

 

▲甘酒は60℃以上の高温だと大切な菌が死滅してしまうので、温度が下がってから入れてくださいね!

 

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もうずっと、自宅で米麹で甘酒を作っています。毎朝豆乳で割って飲んでいますが、料理にも使えて本当に便利です。おかげでキッチンにある砂糖はほぼ出番なし。笑

 

さて、今回のLA通信(勝手に…)は、スーパーマーケットで売っている冷たいスープのご紹介。このパッケージ、ステキですよね〜。注ぎ口が付いているので便利!

 

▲1パック567g(2〜3人分)で、日本円だと今のレートで1400円くらい。

 

これらのスープには、いわゆる”旨味調味料”みたいなものは入ってなくて、たとえば真ん中の緑色のスープの原材料を見ると、「ズッキーニ、水、カリフラワー、チャード、玉ねぎ、セロリ、パクチー、オリーブオイル、塩、にんにく」だけ、なんですね。

 

家で作れるじゃん!でしょ!?

 

そうなんです、スープは家で作れるんです。調味料は野菜同士、そして日本には、味噌も醤油も味醂も日本酒も甘酒も、素晴らしい発酵調味料がたくさんあって、簡単に味付けできるように出来てるんです。

 

まわりを見渡して、なんでもスープにしてみてください。きっとおいしい発見があると思います!

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記事を書いたひと

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スープ料理家

東條真千子

スープ料理家/グラフィックデザイナー
鳥取県生まれ。アメリカ・ロサンゼルス在住。食品添加物を使わない商品開発、スープレシピの創作を行う。『東條真千子のやさしい鍋スープ』シリーズは発売から十数年続くヒット商品。